全国の眼鏡卸商が大同団結「日本眼鏡卸商連合会」発足
初代連合会長の井戸武義氏
昭和27年11月17日、全国の眼鏡卸業者が横の連絡を密にし、その大同団結を促すため、かねてより大阪で設立の準備が進められてきた「日本眼鏡卸組合連合会」が、福井県眼鏡卸組合の斡旋により、北陸山中温泉廳泉閣で設立総会を挙行した。
総会は午前10時から始まり、①定款決議②役員選挙③連合会機関誌の発行④日本の業界を世界水準にまで進歩・発展・啓蒙するべく運動の協議⑤流行品及び良質品の販売向上の宣伝方法の決議、⑦同連合会嘱託員設定審議⑧収支予算決定、などの各案件を審議・決定した。
なお初代会長には、連合会の結成に尽力した東京の井戸武義氏(=写真)が就任した。
そしてこの2年後となる昭和29年には、第3回全国大会が、愛知県卸組合?の斡旋により、下呂温泉湯之島館で開催された。総会には東京、名古屋、大阪、福井の各県から35人が参会し、写真コンクールや特許問題について討議。また新会長として名古屋眼鏡卸組合加藤由次郎組合長が就任した。